日本では「森友祭り」が華やかなようだ。つくづく日本には、政策ではなく政局にしか関心がない人たちが多いのだな、と感じる。意識して記事をフォローしているわけではなくても、お馴染みの人たちがお馴染みのポジションで、興奮して政局見通しを披露するのに盛り上がっていることは、手に取るようにわかる。
今のところはっきりしているのは、宇佐美典也氏が言うように、「本当の被害者は近畿局の現場のノンキャリである」ということだけなのではないか。http://agora-web.jp/archives/2031619.html 命を賭してまで告発することを重くとらえていた事情は、本当にお気の毒だ。今のところ問題がどこまで波及するのかわからないが、現場のノンキャリに負担を押し付ける形で、少なくとも財務省高官エリートのキャリア官僚がおかしな画策をしていた事実は、動くことがない。
私個人の乏しい経験から考えても、「“官僚は真面目だし自分の判断で公文書を改ざんできるような度胸はない、従って政治家が関与したはずだ”という趣旨の発言をしている政治家や元官僚がいますが、これは間違っていると思います。むしろ逆で、自己保身と組織防衛が行動原理の官僚は、バレないと思えば何でもやります。」という岸博幸氏の言葉は、非常に納得するところが多い。 https://www.msn.com/ja-jp/news/national/森友問題「理財局の単独犯行」では説明がつかない3つの疑問/ar-BBKgTDl?ocid=sf#page=2 実際に巨大組織の中に属している方は本当に大変なのだろうと思う。
とはいえ、こういう事態も政治の一部だ、ということだろう。しばらく前に「内閣支持率の低下は、改憲案への逆風か、改憲案が作った風か」という題名でブログ記事を書いたことがあるがhttp://agora-web.jp/archives/2027249.html 、自民党が改憲案をまとめるといった時期になると、「森友祭り」のような事態になったりするものなのだ。
『現代ビジネス』さんで、3月下旬に武力行使の可能性が高まる山が来ることを見越して、北朝鮮の金正恩氏が布石を打ってきたと見るべきだろうと書かせていただいた。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54815
日本国内では自民党の改憲案で3月下旬に山が来るはずだったが、それもまた新しい展開で発生しないのかもしれない。
「森友祭り」を見て、あらためて日本では憲法改正が非常に難しいな、という思いを強くする。
今のところはっきりしているのは、宇佐美典也氏が言うように、「本当の被害者は近畿局の現場のノンキャリである」ということだけなのではないか。http://agora-web.jp/archives/2031619.html 命を賭してまで告発することを重くとらえていた事情は、本当にお気の毒だ。今のところ問題がどこまで波及するのかわからないが、現場のノンキャリに負担を押し付ける形で、少なくとも財務省高官エリートのキャリア官僚がおかしな画策をしていた事実は、動くことがない。
私個人の乏しい経験から考えても、「“官僚は真面目だし自分の判断で公文書を改ざんできるような度胸はない、従って政治家が関与したはずだ”という趣旨の発言をしている政治家や元官僚がいますが、これは間違っていると思います。むしろ逆で、自己保身と組織防衛が行動原理の官僚は、バレないと思えば何でもやります。」という岸博幸氏の言葉は、非常に納得するところが多い。 https://www.msn.com/ja-jp/news/national/森友問題「理財局の単独犯行」では説明がつかない3つの疑問/ar-BBKgTDl?ocid=sf#page=2 実際に巨大組織の中に属している方は本当に大変なのだろうと思う。
とはいえ、こういう事態も政治の一部だ、ということだろう。しばらく前に「内閣支持率の低下は、改憲案への逆風か、改憲案が作った風か」という題名でブログ記事を書いたことがあるがhttp://agora-web.jp/archives/2027249.html 、自民党が改憲案をまとめるといった時期になると、「森友祭り」のような事態になったりするものなのだ。
『現代ビジネス』さんで、3月下旬に武力行使の可能性が高まる山が来ることを見越して、北朝鮮の金正恩氏が布石を打ってきたと見るべきだろうと書かせていただいた。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54815
日本国内では自民党の改憲案で3月下旬に山が来るはずだったが、それもまた新しい展開で発生しないのかもしれない。
「森友祭り」を見て、あらためて日本では憲法改正が非常に難しいな、という思いを強くする。
コメント
コメント一覧 (9)
確かに否応なく表層に現れる目立った動きは、未だに低質メディアが煽動する空気に支配されているかのように見えますが、少なくとも私の周りにいる老若男女は押し並べて森友祭りを冷ややかな目で捉え、且つこんなところに焦点を当て続けている言論空間の異常な現状を強く憂いています。先生、とっくにネット時代です。テレビ、大新聞等、言論の露出量が必ずしもものを言う時代ではありません。まさにこのブログのような良質の言論が一般国民の理性を大いに振作しているのです。
所詮、政局に一喜一憂する国だといったシニカルな諦観を敢えて先生が表明しなくとも、まともな人間は皆わかっていますし、そうでない人は、耳を貸す気は元々ありません。先生には学者の良心を貫き、憲法に関するご見識を含め国際法の筋道や平和構築の真のあり方について、これからも貴重なご提言をまっすぐ発信し続けていただきたいです。
「祭り」は、日本の場合はオピニオン紙に見せかけたタブロイド紙の存在が異常。
明恵さんはその知名度を籠池氏に悪用された被害者だったが、たまたまゴミ問題で予定価格から8億円土地値引きされたのを「国側の不正」と邪推され、その責任をなすりつけられた。
タブロイド紙をネタに政権をゆさぶる野党は、株主総会でタブロイド系の業界紙をネタに恫喝する総会屋のヤクザと同じ(会社ゴロとか野党総会屋と呼ばれる)
日本の大きな問題は、日本人の目となり耳となるべき情報媒体への正常化や公正化への願望があまりに弱いこと。日本人がメディアに完全に飼い馴らされた状態といえる。ネット等で自力で情報収集できるのだから、本当にこれからの日本人にひとりでも多く立ち上がって欲しい。
海外から通常のルートで本邦の最新動向に触れれば、確かに今はどうしたってあの騒ぎです。
申し上げたかったのは、篠田先生を三流箕田胸喜だのホロコースト否定論者だのと公言する人々は決して真っ当な輿論を代弁してはいないということです。
きっと、そのいかがわしい「日本会議」の近畿地区の代表の一人であり、その教育方針が、教育勅語を子供たちに暗唱させている森友学園の園長の籠池泰典さんに、安倍さんをはじめとする日本会議シンパ(麻生太郎さん、平沼赳夫さん)が、戦前の軍国主義を復活させるために、国有地を安い値段で払い下げた、という野党の追及の図式を恐れて、担当者が改ざんしてしまったのかもしれない、と思う。あの頃は、南スーダンの日報問題もあったし。
大事なことは、軍国主義と教育勅語は関係ない、9条改正は軍国主義を意味しない、ということである。結びつけるのは、煽り立てる世論なのであって、天皇機関説、と同じことである。 この前、明治神宮に行ったとき、教育勅語の口語訳を買ってきた。それを読んで、欧米のモラルも加味されていて、どこが、軍国主義なのか、まるでわからなかった。私の学生時代、日の丸も、君が代も、愛国心も、戦争に直結するもの、と日教組は主張していたことを思い出した。
我々には、うのみにするのではなくて、よく見、よく聞き、よく考える、姿勢が求められているのではないのだろうか?
ただ、中国との戦争について、米国を含めた国際世論を考えた時、その認識が正しかったのか、と思う。リットン調査団の結果が出た時点で、国際連盟を脱退するのではなく、妥協し、「国際協調路線」を取るべきだったのではないのか、と思う。
そして、その教訓が、日本国憲法前文に規定されている、のではないかと思うし、その部分は、決して変えてはいけない、と考えている。
そして改憲もいよいよ現実的な政治日程を考えながら議論がされはじめる・・・なんかすごい局面に入ってきている気がする。
山田宏 自民党参議院議員 ツイッターより
21:38 - 2018年3月22日
>今日の自民党憲法改正推進本部で、
>憲法9条にかかる自民党の改正案たたき台の大枠が決まった。
>現9条はそのままに、新たに9条の2を追加した次ツイッターの内容。
>今後は国会での議論で、他党や他の議員の意見も勘案し、
>なるべく多くの議員の賛同できる案に修正し、国会で発議し国民投票に付したい。
21:44 - 2018年3月22日
>今日まとまった自民党改正草案は、
>「9条の2 前条(9条)
>の規定は、我が国の平和と独立を守り、
>国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、
>そのための実力組織として、法律の定めるところにより、
>内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。」
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