新型コロナウィルスの対応が、各国で割れており、国際政治の問題になっている。震源地の中国は、権威主義国家特有の封じ込め政策で、感染者の封じ込めを図っている。韓国は広範な検査体制の導入で感染者の封じ込めを図ろうとしている。欧米諸国は、ここ1~2週間の感染者の広がりに動揺し、急激に渡航禁止措置や飲食店の営業禁止などの措置を導入した。
密かに注目すべきなのが、日本だ。上記のパターンのどれにも属さないようなやり方で対応し、決して華々しくないが、しかし最悪ではない状況を維持している。
私に言わせれば、日本のやり方は、公衆衛生の環境の高さと、市民の意識喚起に期待するアプローチだ。ウィルスの蔓延を抜本的に抑え込むまでには至っていないが、蔓延を鈍化させる抑え込みには持ち込んでいる。
はっきり言って、日本のアプローチは、地味すぎて、全く注目されていない。だが、もう少し研究されてもいいのではないか。
たとえばイギリス政府の政策に影響を与えたとされて注目されているインペリアル・カレッジのレポートがある。このレポートの結論は、比較的常識的で、概要をまとめれば、Suppression(封じ込め)は持続性がないが短期的には不可避で、したがってMitigation(緩和)は欠陥があるが長期的には不可避だ、というものである。https://www.imperial.ac.uk/media/imperial-college/medicine/sph/ide/gida-fellowships/Imperial-College-COVID19-NPI-modelling-16-03-2020.pdf (ちなみに、インペリアル・カレッジはロンドン大学構成カレッジの理科系の最高峰でケンブリッジ・オックスフォードに比肩する地位を持つ。ただし大英帝国の政策にも結びついてイギリスの感染症研究の結晶として世界的に知られているのは、The London School of Hygiene & Tropical Medicine [LSHTM]だが、LSHTMは今は臨床研究に忙殺されている様子に見える。)
私は科学的議論の細分に加わるつもりはないが、インペリアル・レポートの顕著な特徴に気づかないわけではない。同レポートは、「非医学的介入(non-pharmaceutical interventions)の形態として、social distancing(社会的距離)、case isolation(個別症例孤立化)、household quarantine(自宅検疫)、closing schools and universities(学校の閉鎖)をあげている。
気づくべきなのは、公衆衛生の向上が、介入政策の形態として、欠落していることだ。結果として、一人一人の住民が、どれくらいの自助努力を払うか、といった点は、議論において度外視されてしまっている。
だが、どれくらいの人々が、マスクを着用し続け、手洗いを欠かさず、濃厚接触を避けているか、といった要素は、本当に社会政策の方向性に全く影響を与えない要素だろうか。それは単に計算が難しい変動的要素であるだけで、実際にはその動向によって結果が左右される大きな要素なのではないだろうか。
これまでの日本のコロナ対策は比較的地味だが、破綻していない。私は、その背景に、各鉄道駅にトイレがあるなどの公衆衛生環境の高さに加えて、国民一人一人の努力があるのではないか、と考えている。
もしこの仮説が正しければ、日本政府はそのことを強調して、国民を称賛して世界に誇って、さらなる努力を鼓舞するべきである。安倍首相がWHO事務局長に褒められて皆で満足する、ということだけでいいはずがない。
そして、今後の日本政府の政策的取り組みも、国民一人一人の自助努力を促す要素、つまりマスク・消毒用品・防菌用品の安定供給・特別供与等及び公衆衛生環境の向上を強調すべきものになるはずである。
日本のアプローチは天才的な政策立案者の発想によるものではない。むしろ対応策をとらなければいけないという要請と、経済的に冒険主義的なことはしたくないという要請の間で、政府はどっちつかずの曖昧な態度をとっているだけにすぎない。
ところが私見では、そこに予想外にも、特有の衛生インフラと国民意識が、ポジティブな要素として、働いている。
いずれにせよ、過去1~2か月の日本の状況についての客観的な分析がなくては、次のステップとしての妥当な政策の見極めもあり得ない。
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(トランプ大統領が戦争経営法をよみがえらす)
https://www.spiegel.de/wirtschaft/soziales/coronavirus-donald-trump-will-gesetz-zur-kriegswirtschaft-aktivieren-a-076e74f3-b35c-473b-b5ee-ebfe8a80fce4 中国人の先生が、武漢でCovid19が発生してから、中国の多くの工場のラインでは、工員がみんながマスクを作っている、ときいたことがあるが、米国も似ているな、と思った。(Defence Production Act(防衛生産法?)を使うことによって、米国の大統領は需要にみあった生産をさせる権限を有するのである。日本の繊維、衣料関係の工場で、簡単にマスクは作れるのではないか、とふと思う。日本にはその法律はないのだろうか?経産省のお願いベースなのだろうか?
Strategie zum Umgang mit Coronavirus Herdenimmunität oder Shutdown - was ist besser?コロナとの戦い方、集団免疫か、封じ込めか、どちらがいいか?
https://www.spiegel.de/wissenschaft/medizin/corona-herdenimmunitaet-gegen-shutdown-was-ist-besser-a-2b124ee6-4614-4a4b-96a0-e393f2cfeff9
コロナ菌Sars-CoV-2は、現在の知見によると感染率が2.5%である。つまり、それぞれが2-3人の人に移すのである。その人が他の人に移す。それが、Covid19の感染のプロセスを促進し、8週間で3000人の人が感染する、と細菌学者Alexander Kekulé さんが最近"Anne Will" に投稿している。
.今まで分かったこととして、この新型コロナウィルスは数か月前に動物から人間に感染し、世界に蔓延したので、人類に免疫はない。多くの細菌学者は、ウィルスを撲滅することはもはやできないだろう、と考えている。免疫を作りだすためには、集団免疫、60-70%の人が感染することでこの病気を克服するか、ワクチンができあがらなければならない。問題は、速度である。ドイツは、このプロセスをできるだけ長いスパンで行おうとしている。
ただ、まだわからないことがある。韓国は感染した人の死亡率が0.7%で、イタリアは6%なのはなぜか?何人が自覚症状なしに感染したのか?感染した人たちが、また感染することがあるのか?WHOのMargaret Harrisさんは、「我々はまだこのウィルスのロジックをまだ十分に知らない。」と警告を発する。ロンドンの王室大学の研究者がコンピューターで算出したところによると、もし、集団免疫を利用して感染症対策をした場合、51万人の人が亡くなるということである。それに対して、長期的に継続的に抑制した場合、その数は半数ですむそうである。
ドイツの場合、集団免疫方式をとると、ほぼ5000万人が感染する必要がある。死者率を1%とすると、50万人が死亡する。オランダの試算では、一人一人が感染なしに、一年間生活できたら、3億ユーロの価値があるそうである。ただ、それが崩れたら?感染症の思いのままに感染させるのだろうか?
英国とオランダは、集団免疫という誤った道に分かれを告げた。
このことから考えて、日本はPCR検査はしなかったが、クルーズ船も含めて、感染者の濃厚接触者をしつこく追って、早い段階から感染の疑いのある人々を完全に隔離したこと、つまりシンガポール方式、がよかったのではないのだろうか?私は、岡田晴恵博士や東大の医学部を卒業した上さんたち、マスコミ専門家とは違って、クルーズ船が日本を騒がした時点で、それほど日本でCovid19が感染してなかった、と考えている。それは、対処療法であるにもかかわらず、Covidがらみの死者数が、それほど高くないからである。日本は医療先進国である。かかりつけ医もいるし、疑わしい肺炎は死後に、解剖に回すと考えるからである。
まず、その人々にマスクは優先すべきで、たぶん感染していない我々は、代用品、手づくりのものでも、スカーフでもいいが、それで身を守ったり、感染していた場合を考えて、肘にくしゃみをするようにし、ウィルス菌を除去するために、十分に手を洗えば、いいのではないのだろうか。
Helge Braun ist Bundesminister für besondere Aufgaben und Chef des Bundeskanzleramts.
ドイツ政府の国務大臣であり、官邸の長であるブラウンさんのインタビュー記事である。
https://www.spiegel.de/politik/deutschland/corona-ausgangssperren-helge-braun-cdu-samstag-ist-ein-entscheidender-tag-den-haben-wir-besonders-im-blick-a-ca3d4468-b115-4e9a-bb13-e19724e62305 韓国は、うまくCovid19をコントロールしていますね、というSpiegel誌の問いに、ブラウンさんは、まず、韓国に厳しい規制があること、韓国人は、規律正しく、決められた規則をよく守ること、の他にもう一つの要素があります、と答えておられる。韓国国民はスマホを通じて居場所を把握することができる。その為に、感染が起こった時、そのデータでだれが感染する可能性があるか、を厳密に追うことができるのです。ドイツで、そのシステムを採用することは、個人情報保護法で難しいが、状況によっては、ドイツもそのシステムを取り入れるべきかもしれない、と答えておられた。韓国も、中国と同じ、監視社会だから、封じ込められている面もあるのだとわかった。ブラウンさんは、簡易PCR検査による検査数について、言及はされていなかったことも同時に付け加えたい。
マスクについては、経験的には「混雑した電車のなかで目の前で咳する者がいて、その後に風邪になったので、その咳が原因だったとしか思えない」というようなことを何度も職場の同僚や知人から聞いたことあるので、人口密度の高い日本では十分有効だろう。また、吊り革を触った手で目をこすって眼病になった人を知っている(眼科医が断言したらしい)。
典型的なのが上昌広で、日本政府や厚労省、国立感染症研究所などの陰謀論を振り回し、逆に、イタリア・韓国を絶賛して基本認識に間違いがあったが、訂正もせず、メディアはさかんに持ち上げた。
ネット上では完全にブラックリストに入れられた。
なぜ、こんなことばかり言うのだろうか、なぜマスコミは初期からこんな人を登場させるのか不思議だったが、やっと背景がわかった。
崔碩栄氏の告発で事情がわかった。
上昌広は韓国ラジオで「日本コロナ感染者は氷山の一角、実際は数万人に達するだろう」と適当なことを言ったが、韓国の週刊誌へは「安倍の杜撰なコロナ対応の裏には『帝国軍部の亡霊』がある」という記事を投稿していた。
正気と思えない、ひたすら日本をおとしめようという反日的日本人のネットワークの工作員であり、確信犯だった。つまり、本当に新型コロナなどの感染症専門家でなく、パンデミックなど日本の災難をとらえて(左翼メディアと連携して)日本社会を混乱させてやろうという確信犯だったのだ。
ほんこれ
新聞購読率がどんどん落ちて、広告料もネットが上回ったが、テレビの影響がバズーカ砲なみである。欧米では、テレビの影響がそれほどないが、日本ではまだまだ圧倒的だ。
「日本ではろくに検査してないから莫大な感染が隠れている」と吹聴し、テレビだけしか見ないお年寄りがだまされている。
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部が配布している事務連絡「診療の手引き」などをまず読んでないだろう。これには「染が疑われる患者で,臨床的に肺炎と診断した場合には,病原体診断の結果を待たずにエンピリックに抗菌薬を開始することが望ましい」などと書かれている。コロナの肺炎で亡くなった患者はほとんど日本の医療機関で引っかかるはずだ。爆発感染したら死者数に表れるだろう。
そのなかでも、新聞テレビにだまされるお年寄りは、若い世代と同居しているとすぐ訂正してもらえるが、1人暮らしで主張を同じくする老世代とだけ時間を過ごすお年寄りが、これは悲惨だ。
しかも、そういうお年寄りはそれなりのインテリも多い。映画「新聞記者」や、左翼の脚本家の芝居に殺到するのも、これらの人々だということをよく知っている。この連中が、毎回選挙では共産党、社民党や立憲に投票し、安倍はヒトラーだと罵倒する報道ステーションやサンデーモーニングの基幹的視聴者で、爆発的に新聞への投書活動やテレビへのロビー活動を行っている。
ほぼテレビ局は、その同じ資本系列の新聞社の主張と連動しているようだ。
だが、たとえば日本テレビのワイドショー(この日本特有の報道モドキのインチキ番組)が読売新聞と連動しているかというと今回などはそうでなかったようだ。
日本テレビには確信犯的な左翼がひそんでいるのではないかというのが、子供のころから日本テレビの深夜ドキュメンタリーを見てきた私の確信である。彼らのイデオロギーは朝日新聞のそれとほとんど一致していた。
そうやって「同士」をあちこちに拡散しながら、ホリエモンも試みてはじかれたようにメディアへの「新規参入」は絶対に許容しないのだ。
こんなシーラカンスのようなガラパゴス左翼であるなら、アマゾンやネットフリックスなど海外のネット起業に報道番組を企画してもらったほうが千倍マシになるのではないかと考えている。
現在のメディア寡占体制は、戦前戦中の国家総動員体制に由来するものであるから、どこから改革していけばよいか難しいかもしれないが、特に政治家の役割は大きい。メディアの背景を洞察できる人が増えていけばいいのだが。
なんでもかんでも日本の問題の最優先事項は、やはりメディアの質があまりに劣化しているのでその改革である。彼らはその劣化をごまかすために、あちこちに「敵」をつくり、その敵を弾劾することで国民に彼らの存在意義を無理やり認めさせようとしている。火のないところに煙をたてるなど常套手段であり、そのやり方もエセ専門家を操り、外国メディアも調味料に加えるなど非常に手が込んでおり、あたかも手練手管の詐欺師のようである。
このような主張をしている人々には、Covid19が感染病、ウィルス菌を通じて人から人に移る病気である、という視点がまったく欠けているのである。その結果、テレビを見て、洗脳されてしまった健康なお年寄りにも、感染した人を介して自分が移るかもしれない、という観点がなくなってしまっている。
新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために
国内では、散発的に小規模に複数の<感染経路の特徴>
◆これまでに国内で感染が明らかになった方のうちの8割の方は、他の人に 感染させていません。 ◆一方、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーの ゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、一人の感染者が複数に感染 させた事例が報告されています。 このように、集団感染の共通点は、特に、 「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定 多数の人が接触するおそれが高い場所」ですhttps://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601720.pdf つまり、80%の人々が他の人に感染させない、ということは、感染させる20%の人がCovid19ウィルスを大量に放出しているのであって、その放出している人が具体的にだれなのか、具体的にどこで放出しているか、その放出された菌で感染した疑いのある人が、どこに行き、だれと接触したかを知り、その感染させる疑いのある人々を隔離することが、なによりも大事なのである。その放出された菌で、高齢者や持病をもっている人は、重症化するのだから。その為に大事なことは、ウィルス菌の差、PCR検査でクラスター集団に属する具体的にどの人が、感染力の強い菌Covid19Lをもっているのか、という厳密な分析が必要なのではないのだろうか?もちろん、原因のわからない場合、例えば、エアゾル感染で、ラッシュの電車に乗って、あるいは、地下街を歩いて感染した場合は、感染した人は、どこで感染したかわからないが、その後、具体的にどの人を感染させた可能性があるか、はわかるし、本来感染者と接触した人は、PCR検査で陰性であっても、時間がたつと陽性になる場合も、他の人に感染させる場合もあるから隔離して、人と接触させるべきではないのである。
コロナウイルス、今のところ出口が見えません。しかし、データによりますと、中国は2月4日ころにピークアウトし、韓国は3月5日くらいにピークアウトしています(アゴラ池田信夫氏・3月20日「新型コロナ対策で大事なのは感染者を減らすことではない」から)http://agora-web.jp/archives/2044954.html
最近の考え方は、流行のピークをカットする程度で封じ込め(医療キャパシティの破綻を阻止するためです・悪例イタリア)、あとは徐々に感染させて「集団免疫」状態になるまで待つ< ということのようです。つまり、ウイルスを完全に封じ込めて、発症をゼロリスクにするのではなく、人類とコロナウイルスの共存をはかる。そして、自粛や渡航制限を徐々に解除して、経済活動を再開するということのようです。
上記のようなシナリオが正解なら、ピークアウトすれば、トンネル出口の光が見えてきます。あとは重症患者の治療だけに専念できます。
現状、流行の中心は、欧州に移っています。特にイタリアが、医療崩壊を起こして深刻です。今回のコロナウイルスの収束傾向を、判断するためには欧州のピークアウト時の判断が重要だと思います。
コメント3-4に書いたように、コロナ菌Sars-CoV-2は、現在の知見によると感染率が2.5%である。つまり、それぞれが2-3人の人に移し、その人が他の人に移す。それが、Covid19の感染のプロセスを促進し、8週間で3000人の人が感染する、と細菌学者Alexander Kekulé さんが最近"Anne Will" に投稿している。日本もなにもしなければ同じである。その為に、専門家会議の尾身茂副議長が、オーバーシュートが起こりかねない、となんども述べておられるのであって、大阪府の吉村知事と兵庫県の井戸知事がぎくしゃくしたのも、今朝の日本テレビの「ウェークアップぷらす」に大阪府の吉村知事が出演されていて、あのようなことを言ったのは、厚生労働省の役人が大阪府庁に説明に来て、3700人ぐらいの感染者が4月3日あたりに出るかもしれない、という説明を受けたせいだ、と言われていたが、それだけの感染者が大阪府と兵庫県で合わせて出た場合、ピークアウトはおろか、現在の府の医療体制体制ではとてもやっていけないそうであるが、医師の親友のメイルから判断しても、そのような推移をたどったら、兵庫県の医療体制もとてももたない。
つき詰めていくと真相(οἷόν ἐστιν)のほどは見極め難い面を残すものの、政府専門家会議の19日夜の現状認識によれば、急激な拡大を引き続き「辛うじてもち堪えている」日本は、欧米諸国に比べ発生源の中国に近接していて、往来の密度を含めて利害関心が高く危機意識が醸成されやすい状況にあったうえに、初期段階の水際対策、大型クルーズ船に絡む対応の難しさを見せつけられるなど、複合的要因を背景に手探り状態での対処に終始したのが実態だったとしても、国民の公衆衛生意識の高さもあって大きな混乱もなく、国民全体として協力的なことから、途中経過とはいえ、感染拡大の「踊り場状態」という、現時点における危うい均衡状態を維持している。
それを「日本的なやり方」と呼ぶべきか否かは措いて、この四半世紀、25年前の阪神・淡路大震災から始まって、9年前の東日本大震災と原発事故、近年の相次ぐ風水害被害など、想定外のさまざまな自然の災禍(ὁ λοιμός)に見舞われてきた「災害列島」に生きる民衆の経験知(φρόνησις)に根差した肌感覚が、巡り巡って一種の比較的統制のとれた国民的行動様式となって人々に抑制した行動を促し、政府の非常時対応を下支えしているのかもしれない。
民主的な合意形成をめぐっては、合理的根拠の提示や周知プロセスに加え、有無を言わさぬ強権的手法の発動に多くの制約や障碍を抱える日本の特有の事情、というか弱点が、目下のところ目立った破綻を招いていないことが、非常時対策や危機意識の不徹底という危うさを孕みつつも、世界を見渡せば、それなりに行き届いた統制と束の間の安堵感を生んでいるようだ。
つき詰めていくと真相(οἷόν ἐστιν)のほどは見極め難い面を残すものの、政府専門家会議の19日夜の現状認識によれば、急激な拡大を引き続き「辛うじてもち堪えている」日本は、欧米諸国に比べ発生源の中国に近接していて、往来の密度を含めて利害関心が高く危機意識が醸成されやすい状況にあったうえに、初期段階の水際対策、大型クルーズ船に絡む対応の難しさを見せつけられるなど、複合的要因を背景に手探り状態での対処に終始したのが実態だったとしても、国民の公衆衛生意識の高さもあって大きな混乱もなく、国民全体として協力的なことから、途中経過とはいえ、感染拡大の「踊り場状態」という、現時点における危うい均衡状態を維持している。
それを「日本的なやり方」と呼ぶべきか否かは措いて、この四半世紀、25年前の阪神・淡路大震災から始まって、9年前の東日本大震災と原発事故、近年の相次ぐ風水害被害など、想定外のさまざまな自然の災禍(ὁ λοιμός)に見舞われてきた「災害列島」に生きる民衆の経験知(φρόνησις)に根差した肌感覚が、巡り巡って一種の比較的統制のとれた国民的行動様式となって人々に抑制した行動を促し、政府の非常時対応を下支えしているのかもしれない。
民主的な合意形成をめぐっては、合理的根拠の提示や周知プロセスに加え、有無を言わさぬ強権的手法の発動に多くの制約や障碍を抱える日本の特有の事情、というか弱点が、目下のところ目立った破綻を招いていないことが、非常時対策や危機意識の不徹底という危うさを孕みつつも、世界を見渡せば、それなりに行き届いた統制と束の間の安堵感を生んでいるようだ。
哲学者が同胞を遠慮なく観察したもので、一面、日本人にも通じるところがある。私は日本人とドイツ人はにている類似点以上に異なる側面が多いと考えるが、確かに英米仏とは違う、上意下達に対する従順さが両国にはある。今回の感染拡大防止や致死率の低さでも共通する両国の強みでもあり、ともすると弱点ともなる心性だ。
「ドイツ人はよい性格、すなわち正直と世帯持ちの良さという性格をもつという評判を得ている。しかしこれは、異彩を放つというにふさわしい特性ではない。――ドイツ人はあらゆる文明国民の間で、彼が従属している政府に最も容易に、またどこまでも言いなりになる国民であり、一度導き入れられた秩序を更新しようと欲したり反抗しようとすることからは最も縁遠いものである。ドイツ人の性格は悟性と結びついた粘液質であり、すでに導き入れられた秩序について理屈をこねまわしもしなければ、自分自身で一つの秩序を考え出そうともしない。彼はその場合どんな国土にも気候にもあった人間であり、容易に国外に移住し、自分の祖国に熱情的に束縛されたりはしない。しかし彼が外国に植民者として行く場合には、そこで彼はすぐに同国人の仲間と一種の公民的な同盟をむすぶ。その同盟は言語の統一によりドイツ人を次のような一小国民として定住させる。すなわちこの小国民は移住地の上級の政府のもとに平穏で道徳的な組織を作り、勤勉、清潔好み、および倹約というとで他国民の移住地よりも特に際立ってすぐれたさまを示すのである。――これは、イギリス人でさえも北アメリカに入るドイツ人に与えているところの讃辞である。」(山下太郎訳『人間学』、理想社版『カント全集』第14巻、310~311頁=一部訳語を変えた)
‘Die Deutschen stehen in Ruf eines guten Charakters, nämlich dem dem der Ehrlichkeit und Häuslichkeit; Eingenschaften, die eben nicht zum Glänzen geeignet sind. – Der Deutsch fügt sich unter allen zivilisierten Völkern am leichtesten und dauerhaftesten der Regierung, unter der er ist, und ist am meisten von Neuerungssucht und Widersetzlichkeit gegen die eingeführte Ordung entfernt. Sein Charakter ist mit Verstand verbundenes Philegma; ohne weder über die schon eingeführte zu vernünfteln noch sich selbst eine auszudenken. Er ist dabei doch der Mann von allen Ländern und Klimaten, wandert leicht aus und ist an sein Vaterland nicht leidenschaftlich gefesselt; wo er aber in fremde Länder als Kolonist hinkommt, da schließt er bald mit seinen Landesgenossen eine Art von bürgerlichem Verein, der durch Einheit der Sprache, zum Teil auch der Religion ihn zu einem Välkchen aisiedelt. was unter der höheren Obrigkeit in einer ruhigen, sittlichen Verfassung durch Fleiß, Reinlichkeit und Sparsamkeit vor den Ansitzungen anderer Völker sich vorzüglich auszeichnet. – So lautet das Lob. welches selbst Engländer den Deutschen in N.- Amerika geben.’(“Anthropologie” hrsg. von O. Schöndörffer; Immanuel Kants Werke in Gemeinschaft, 1922, Bd. VIII, S. 211)
所謂「粘液質」(Philegma)については、
「粘液質(よい意味に解せられた)は自己の目的を追求する場合に冷静に反省し忍耐する気質であり、またそれと結びついた困難を耐え忍ぶ気質である。だから、ドイツ人の正しい悟性と深く熟考する理性の才能からして、最大の文化の能力をもつ他のあらゆる民族と同等のものを期待することができる。」
‘Da Philegma(im gutten Sinne genommen)das Temperament der kalten Überlegung und der Ausdaurung in Verfolgung seines Zwecks, imgleichen des Aushaltens der damit verbundenen Beschwerlichkeiten ist: so kann man von dem Talente seines richtigen Verstandes und seiner tief denkenden Vernunft so viel wie von jedem anderen der größten Kultur fähigen Volk erwarten;’(Iibid., S. 211)
そうした道、手法が、篠田さんが指摘するのとは違った意味で、欧米とも中国とも違う日本独自の対応、「第三の道」になる可能性はなくはないが、確かな決め手も保証もないし、それを確固たるものにする国民的合意は存在しない。
何とはなしに、この国を間もなく訪れる花霞のように、柔らかに蔽う暗黙の合意という名のベールが存在するだけだ。物憂い、浮かない春の正体は感染禍だけではないようだ。
それなりに危機感をもち、静かに不便で不自由な生活に耐え、政府の説明をそれほど誤解せずに受け止める知性や関心、世間知を具え、高い公衆衛生意識を誇り、指示や要請に素直に従う善男善女に事欠かない。度重なる自然災害によく耐え、もち堪えて再生や復興を遂げてきた歴史もある。
政治指導者の優劣は一面、国民性の水準の反映だから、特別欧米諸国に劣るわけでもない。しかし、危機的な事態における対応で、日本がどこか決定的な強みや卓越性に欠ける点がないとは言えない。今回のような危機は、その在りかを自ずと示す。
疫病が蔓延するなか戦争指導にあたったペリクレスを同時代の歴史家は「斯くして、その名は民衆政と称されたにせよ、実際には第一人者の支配となった」(‘ἐγίγνετό τε λόγῳ μὲν δημοκρατία, ἔργῳ δὲ ὑπὸ τοῦ πρώτου ἀνδρὸς ἀρχή.’)と評したが、そうした卓越した政治指導者を不要とすることで今日の繁栄を曲がりなりにも実現した日本は今、時代の曲がり角に際会しているのかもしれない。[完]
それくらい街中から人出が消えた。6年ぶりに訪れた昨年秋の記憶が鮮明なだけに、その落差に驚いている。大阪、兵庫は感染者数が多いが、当地の話題はやはり観光客、行楽客の激減に伴う地場経済の深刻な打撃だ。
昨日からの3連休で親子連れなどで多少人出が戻った感じだが、日本人だけちらほらという印象で、古都の膨張した観光需要を満たすには程遠い。土産物店や飲食店の賑わいは戻らない。例えば、参道に人々がうごめいていた東大寺の広大な空間を埋めることは難しい。
蕾が大きく膨らんだ桜の開花への期待もしぼみがちな、浮かない春だ。
大半の美術館や博物館は、19日の発表に先立って臨時休館を延長しており、変わらず開いているのは寺社とその関連施設で、ひと気の絶えた境内や堂内で静かに御仏と対面するのには格好の静けさと落ち着きだが、新型ウイルスの猛威にはさすがの仏様もお手上げといった状態だ。
本日21日は若草山の山開きで、市内を眼下に一望できる芝生の丘は、この日を待ちわびた親子連れやカップル、少ないとはいえ日本人観光客が思い思いに、穏やかな日差しの中、休日を楽しんでいた。
仏に手を合わせる参拝客を含め、いずれも善男善女にみえる。束の間のささやかな休日を楽しみ、あまり不平不満も口にしない。春ならではの軽挙妄動はすっかり影を潜めている。自粛ムードや圧力には辟易しているが、穏やかな表情を突き崩す激しさはない。上手にやり過ごして、災禍が通り過ぎるのを待ちわびている。それぞれの不安や不満を抱えつつ。
確かに、カロニーナさんがおっしゃるように第二・第三の波があって、ある地域で「オーバーシュート」が起きるかもしれないと、政府の専門家会議の報告書(5.今後の見通しについて )にあります。これは、北海道でのデータから実行再生数(R)※1が1未満であったことから、北海道では、ピークアウトして低減傾向がはっきりしています。
しかし、専門家会議報告書5では、基本生産数(R0)※2を2.5と仮定して、爆発的な感染拡大いわゆる「オーバーシュート」もあり得るとしています。専門家会議としては、慎重を期したのでしょう。池田氏は、それはあくまで仮定であってその前提はR<1であれば、爆発的感染には、至らないとしています。韓国はピークアウトした!!日本も池田氏は4月には収束すると予想しています。
いずれにしろ、これも仮説の段階です。実際のコロナ感染状況(死亡者含む)を1か月後(4月末ころ)には、「答え合わせ」ができます。そこまで、最大の対策を実施しながら検証を待ちましょう! 今のところ誰も(WHOも)その顛末は、わかりません。神のみぞ知るです。
※2 基本再生産数(R0:すべての者が感受性を有する集団において1人の感染者が生み出した二次感染者数の平均値)
この二つの違いわかりにくいですが、Rが短期傾向、R0は長期傾向と判断しています。Rは現在進行形データから、R0は長期観測後のデータから、の傾向といえるかもしれません。
たしかに、池田氏の主張通り、それはあくまで仮定であって、実行再生産数R<1であれば、爆発的感染には、至らないし、兵庫県を除いてはそうなのでしょう。けれどもそれは、日本がクルーズ船処理を含めて、今までCovid19の陽性患者を厳密に病院で指定感染症患者として隔離してきたし、クラスターができると、それをつぶそうと執拗なまでに追いかけてPCR検査を大量にかけたし、国民は政府の行動規制のお願いをきいたし、日本国民が清潔好きだからなのです。反氏が私が妄想の世界に生きている、となんどもなんどもレッテル付けされるので、Gくんもそう思っておられると思いますが、現実の私はデータ重視派です。ジョーン・ホプキンス大学の統計によると、3月21日現在、ドイツの感染者は前日より30%増えて19、848人に、アメリカは40%増えて19,100人になっています。日本の場合R<1になっているのは、大規模クラスターが発見されていないからで、もし発見されれば、実行再生産数R>2にいとも簡単になるし、いったん増えだしたら、欧米のように歯止めがきかなくなることを危惧しています。つまり、専門家会議は慎重さを期しているのではなくて、日本国民によけいな心配を与えないように、パニックを起こさせないように、本当のことを知事には知らせても、国民には知らせておられていないのだと思います。
戦前橋下さんのような説得力のある、人の意見をきかない言論人がマスコミを牛耳ったから、おかしな世論が国民にできあがって、戦争に突き進んだのであって、あのわけのわからない日本一斉の学校の休校は、だれが煽ったのあろう。どれだけの人が大変な思いをしたのだろう。自由で民主主義的な社会というのは、成熟した大人が自分の頭で考え、決定し、その責任を自分で取る社会である。つまり、安倍首相の、イヴェントの開催は、専門家会議が提出して3条件を考えて、主催者が決めてくれ、という方式が自由で民主主義な社会で、首相が判断して、責任は首相が取る、保証は国がする、という橋下流派は、独裁制なのである。
Coronavirus Angriff auf die Lunge
肺へのコロナウィルスの攻撃である。
https://www.spiegel.de/wissenschaft/medizin/coronavirus-warum-verlaufen-einige-infektionen-ohne-symptome-und-andere-toedlich-a-1de5d894-5672-43ff-a78b-bb3e6e402ed5
たいていの人々には、コロナウィルスの感染は、重大な結果にはならないのに、このウィルスで亡くなる人もいる。どのような役割をこのウィルスは担っているのか、について解説してある。
例えば、典型的なコロナウィルスの患者は47歳で、最初にオーストラリアでCovidにi感染したとされた人であるが、彼女は、熱っぽく倦怠感があると病院を訪れ、息苦しさ、のどの痛みを訴え咳をしていた。息を吸うと肺に雑音が入っていた、と医者はカルテに書いている。その11日前に武漢に滞在していた。そして、医師は彼女の体がどうこのウィルスに反応したかを記録している。7日後、彼女が再院したとき、血液にはウィルスの抗体があり、ウィルスが体の細胞に侵入することを防いでいた。そして、最近が増えて細胞を壊すことを防ぐ白血球の割合は上がっていた。
問題のあるのは、残りの20%の人なのである。
Covid19によって肺炎にまでいってしまった人で、武漢の例では、14%は呼吸器、酸素吸入器が必要になり、6%の感染者は生命の危機まで進んだ。というのは、肺不全、多臓器不全、敗血症のショックに進んだからである。他の国では、その割合は低い、というのも、中国では、特に重症が記録されたからである。このことは、多くの感染者は、感染がのどで収まり、奥の呼吸器官に入ることを免疫システムによって防御されているが、ウィルスが肺に達すると、そこで肺炎を発症するのである。
病原体が細胞に達し、その遺伝子を潜入させると、プログラムが変更される。100万のウィルスゲノムをコピーし、その細胞はほころびる。ウィール巣はさらに体に広がり、さらに別の細胞を攻撃する。免疫システムが、このシステムをとめることができなければ、肺で重篤な破壊が起こり、酸素の供給にダメージを与える。イタリアでは、このPCR検査で陽性だと判定された感染者の10%が集中治療室で、人工呼吸で呼吸が必要であった。
ただ、怖がっていても、楽観的な見通しだけもっていても、なにも解決しない、と思う。
先ほどのSpiegel誌によると、中国の武漢でCovid19で亡くなった191人の重症患者の大部分は、それ自体では死につながらない高血圧、糖尿病患者であったそうである。ドイツケルン大学病院の感染症学者Gerd Fäktenheuer医師は、「Covid19によって引き起こされた肺炎が、多くの場合死因の原因であったろう。」と述べられているが、ドイツではほぼ三人に一人が高血圧の疾患をもっていることを危惧されている。
イタリアは高齢者が多いこともあり、PCR検査陽性と判定された人10%が集中治療室での治療が必要になったそうであるが、高齢者の多い日本も、感染が広がると、重症者が増え、日本の医療システムが崩壊する。Covid19の軽症の人、無症状の人の自宅介護を危惧するのは感染リスクが増えるからである。重症のCovid19患者が増えると、他の重篤な病気の人が治療を受けられない。なにが大事で、なにが問題なのか、を日本人はよく考えた方がいいのではないか、と思う。
状況は厳しいが、希望をもっていいのだ、と思った。日本のやりかたは、大規模なクラスターを起こしていない。ということで、注目されているそうである。そう思っていないのは、安倍首相を引き摺り下ろしたい日本のマスコミ関係者だけではないのだろうか?
男:性 (A) X 女性 (A) X
0-9 1 0.9% 0
10-19 0 0
20-29 1 0.9% 4 3.6%
30-39 3 2.7% 1 0.9%
40-49 13 11.7% 8 7.2%
50-59 8(1) 7.2% 12.5% 12 10.8%
60-69 5 4.5% 6 5.4%
70-79 13(1)X2 11.7% 7.6% 15.2% 9(1) 8.1% 11.1%
80-89 13(1)X1 11.7% 7.6% 7.6% 12(1)X1 10.8% 8.3% 8.3%
90-99 2 1.8% 1 0.9%
男女別の、左から、年齢、陽性と判断された人の数、()重症者数、X死者数、感染者総数にしめる割合世代別の割合、()は重症者の世代感染者数にしめる割合、Xは死亡率を示している。
2020年2月23日コメント232で私が書いたことと比べると、shinodahideaki.blog.jp/archives/34374514.html
• 232. カロリーネ
• 2020年02月23日 09:51
•
年齢 感染者数 死者数 死亡率
0- 9歳 416 0 Prozent
10- 19歳 549 1 0,2 Prozent
20- 29歳 3619 7 0,2 Prozent
30- 39歳 7600 18 0,2 Prozent
40- 49歳 8571 38 0,4 Prozent
50-59歳 10.008 130 1,3 Prozent
60- 69歳 8583 309 3,6 Prozent
70- 79歳 3918 312 8,0 Prozent
80歳以上 1408 208 14,8 Prozent
Quelle(情報源): China CDC Weekly
男:性 () X 女性 () X
0-9 1 0.9% 0
10-19 0 0
20-29 1 0.9% 4 3.6%
30-39 3 2.7% 1 0.9%
40-49 13 11.7% 8 7.2%
50-59 8(1) 7.2% 12.5% 12 10.8%
60-69 5 4.5% 6 5.4%
70-79 13(1)X2 11.7% (7.6%)X15.2% 9(1) 8.1% (11.1%)
80-89 13(1)X1 11.7% ( 7.6%)X 7.6% 12(1)X1 10.8% ( 8.3%)X8.3%
90-99 2 1.8% 1 0.9%
男女別の、左から、年齢、陽性と判断された人の数、()重症者数、X死者数、感染者総数にしめる割合世代別の割合、()は重症者の世代感染者数にしめる割合、Xは死亡率を示している。これを
思いが伝われば、嬉しいです。42に再送したものは40の兵庫県についての資料の改定版です。
https://www.spiegel.de/politik/deutschland/coronavirus-spitzengespraech-zwischen-bund-und-laendern-kampf-der-krisenmanager-a-d39b429c-21ca-4284-b8e0-b06da43a5d24 Es sei eine große Ermutigung zu sehen, dass Millionen und Abermillionen von Menschen diesen Verzicht aus gemeinsamer Fürsorge für die Gefährdeten mitmachen, sagte Angela Merkel.
der Spiegel誌を読んで、100万の更に、100万の人々が、リスクのたかい人々の保護という理由からこの断念に協力するのを見ると勇気づけられる、とのドイツのメルケル首相の言葉はすばらしい、と思う。その言葉を国民に伝えた上で、地方政府との合意の元、2週間にわたる他人との接触という面で制限の生活を国民に求めた。
1.公共空間では、生計の違う人々、二人以上は同席しない。
2.少なくとも他人と1.5mの距離をおくこと。
3.家族や同居人とは、これからもずっと一緒に外出できる。
4.この制限を2週間かける。
5.外出制限とは、ある目的以外には外出できない、というものである。それは
バイエルン州とサールランド州がそれを採択した。
6.チュービンゲン州は、集会の禁止、つまり外出制限ではなくて、接触制限を採用した。
7.社会民主党の政治家は、外出制限という概念は阻止したかった、それは、大都市など住民から抗議がくるからである。
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